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発達障害特徴の克服シリーズ『その1の補完記事』

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【発達障害特徴の克服】 カテゴリーの記事一覧 - HyogoKurumi.Scribble

先日、〝発達障害特徴の克服〟と銘打って『ケアレスミスはこう治せ!』と『コミュ障はこう治せ!』という怪しい記事を書きました。記事を読んで下さった皆さま、ありがとうございました。

今回の記事は、その発達障害特徴克服の記事その1その2の内容ではお伝えしきれなかったことをお話しする、補完的な記事です。

記事の本編では、それぞれの問題に対する私の現実感や考え方、感覚の調整法、そして、それまでのエピソードを主にお伝えできたかと思います。ただ、掲載後もちょこちょこと、誤字脱字の修正をしたり、文章の表現をちょっと書き直したりしたのですが、その過程で、調整法をやり始めてからの習得するまでの間の事を、あまり密に書いていなかったなぁと思い、新しく記事を書く事にしました。

その他、エゴサ()やコメント欄で見かけた質問や疑問の一部にも書ける範囲でお答えしようと思います。尚、その1その2の記事を読んで頂いていることを前提として書きますので、まだの方はぜひそちらからお読み下さい。


ケアレスミスはこう治せ!の補完

その1の記事本編でもお伝えした通り、漫画喫茶のバイト中にこの脳の使い方に気が付いた私は、仕事中は常にこれを意識しようと決めました。でも「意識してやる」のではなく「意識しなくてもできている状態」がベストだろうとも思いました。普通の人はこれと同様か、よく似たの状態にあるが、意識してやっているとは思えなかったからです。

「同じことをずっと繰り返しやっていれば、いずれ癖として定着するのでは?」と思い、とりあえず仕事中だけではなく、オフの時も同じことをして、より定着させようと考えました。

当時はまだ私はグレーゾーンで、定型発達者として日常を営んでいました。ただ、自分が発達障害者相当である事は自覚していましたから、「自分のような奴は、覚えるでも理解するでもなく、何事も脳に未発達の感覚を構築する事が大事」だと言い聞かせていました。ストップモーションは自分の常識観から見ても〝普通はやらない変なこと〟でしたが、その教訓ともぴったり合致することだったので、特に抵抗や違和感はありませんでした。

歩く動作やドアを開く動作、コップの水を飲む動作など、なんでもストップモーションでやりました。自分は人よりも凡ミスが多いけど、初手をいきなりミスしてしまうわけではない、動作を分割すること、全動作を初手にすること……そんなイメージを持ちながら試行しました。

「あれ、最近ミスしてない?」と仕事中にふと思ったのは、意識してやり始めてから二週間ほど経った後だったと記憶しています。

その後もさらに二週間程度続けましたが、少しずつやる頻度は減ってきました。「もう面倒だなぁ。これ以上高める必要なくね?」と、そんな風に思っちゃうほど気持ちに余裕ができてきました。今までケアレスミスに悩んできたあの日々は一体……と疑問に感じるほど、ミスの頻度は減りました。

「これが恐らく普通の人が言うところの〝集中〟〝落ち着く〟という事なのだろう」と考え、気持ちに区切りをつけました。


『集中をする感覚』がわかったことで、『集中する時・しない時』の感覚の違いが意識できるようになりました。これがとても大きかったです。

『休日に体を休める』という感覚がわかるようになりました。各状況における自分自身の意識のオンオフもかなり感じ取れるようになりました。『集中しなくてもできること』も察知できるようになりました。それまで仕事中100%気を張った状態でしたが、その切り替えもできるようになったので、精神的に楽になりました。集中は必要な時だけ行うことで、いざという時はより精度の高い集中ができるようになりました。

それらが自然と循環し、普段は気を楽にした状態を意識して過ごすことができるようになりました。


特に『集中したほうがいいこと・しなくてもできること』の分別がわかるようになったあたりから、大きな壁を超えられた実感が沸いてきました。その頃にはもう感覚Bというより、『自分の感覚だ』という実感も得られるようになりました。それでも、初めてやることは慎重を意識して『素の感覚B』を意識しました。

やり始めはひたすら「感覚B」を意識して、自分なりの集中感覚を構築しました。集中感覚ができてきた頃から、凡ミスを回避できた成功体験も得られるようになり、徐々にその自分の感覚に意識はシフト(感覚B<自分の感覚)していきました。『素の感覚B』は初めてやる時など、慎重にやる時に意識するようにしました。

この使い分けも重要だと思います。何より、大事なのは自分の感覚を鍛える事だと思います。


凡ミスの頻度は明らかに平均的になりましたが、一つ一つのミスが目立って気になるようになりました。しかし、もうストップモーションによる調教法を取り入れた後ですから、同じことをしても得られるものは乏しいと考えました。より強化する為には新しい何かが必要だと思いました。

そこで、日常の中で『深呼吸』をやることにしました。一日一回か二回、仕事が終わった後などオンオフの境目で、丁寧に深呼吸をしました。直感でしたが、『落ち着くには深呼吸が一番だろ。昔は何も感じなかったけど、今の自分なら効果的にできるはずだ』と思い、やってみることにしたのです。


【1】姿勢は立ったままで、手はだらんとせるか、体に預ける感じで手を前に重ねます。

【2】力は抜きます。姿勢が維持できるだけの最低限の力だけ残します。特に首から上の力を丁寧に抜きます。瞼も半開きか閉じるくらいで。

【3】鼻からゆっくり、深く息を吸い込みます。空気が体の中を通って、お腹の中に溜まり、全身に浸透してゆく感覚を味わうように、ゆっくり吸い込みます。酸素を負担をかけずに取り入れる感じです。気持ち8割ぐらいまで吸い込みます。

【4】息を吐く時は、体の中の空気の固まりを圧して押し出す感じで、これもゆっくりやります。口から体の中の悪いものや汚いもの、そういう気持ちを吐き出すつもりで行います。

【5】これを2~3分繰り返しました。すると、頭の中がかなりクリアになった感じになります。気になる程度の細かい事、本当はどうでもいいことが、サァーっと消えてくれます。

【6】その状態から物事を考えると、とてもいい感じにまとまりました。あれこれ立て込んで、考える事が多くて大変だなぁと感じた時もよくやりました。


これが私の行っていた深呼吸法です。具体的にやっているような感じですが、初めて意識して行った時からこの流れでやっていました。自分の感覚の好み?に逆らわず自然体のままの流れに従った感じです。

これも大体、二週間程度は毎日繰り返して、そのあとはやりたいと思った時だけやる感じに落ち着きました。

深呼吸を取り入れてからはより落ち着けるようになり、検討不足や思い付き行動による失敗が減ったという実感がありました。感覚Bがわかっているから、そういう効果が得られたと考えます。


実は三年くらい前にも、とあるサイトでこのケアレスミス克服法の話を公開した事がありました。その時は『コップの中の水をゆっくり飲む動作』としてお伝えしていました。ゆっくり動くだけではなく、体内から感じる事が大切だろうと思ったので、その形で話をしました。一度それを試した後の事は、ここでもお伝えした通り、日常の中でも同様の感覚で動作するように、という内容でした。

そこから進展があったのは去年です。その頃、所属していた発達障害の当事者グループで、私がファシリテータ役で勉強会をやらせ頂く機会がありました。その中で今回のケアレスミス克服法の授業をプログラムに加えたのですが、飲み物を用意するのが負担になってしまう&自分で用意するのも手間だ、と感じ、別の方法を考えた末に、図形を書き写してもらうやり方を思いついたというわけです。勉強会では大体の現場にホワイトボードがありますし、紙とペンくらいなら簡単に用意できるからです。


ケアレスミスに関しては、こんな感じです。 あと、私の感覚調教法が、とある瞑想術にそっくりだということで、ある方が詳細な記事を書いて下さいました。 私も読みましたが、ほんとうにそっくりで驚きましたw こちらでも紹介させて頂きますね。

www.higukoha.com

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本当はその2の補完内容も続けて書くつもりだったのですが、また長い記事になってしまいますので、とりあえず今回はここまでにしますw

読了ありがとうございました。 その2の補完記事はまた数日後にでもっ。



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