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HyogoKurumi.Scribble

私はこの社会が省略した事柄を言語化している人です。

【第7話】4月18日 (金) 大雨雷 「道の駅 掛川」

【2008年_放浪の歩き旅】
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4月18日(金) 大雨雷 「道の駅 掛川

 デニーズで朝食。まともに朝食が出来るのも、これが最後かもしれない。ネカフェのパソコンで調べておいた愛知銀行へ行き、通帳記入をした後、コンビニを巡りながらコインランドリーの場所を尋ね歩いた。
 3軒目のコンビニでようやく場所を知る事が出来た。

 …コインランドリーで洗濯して買い物をしてから「掛川」へ向かおう。
 でも、ここで雨が急に強くなった。雷まで鳴っている。
 一担、コンビニへ戻り今日の予定を練り直す事にした。

 雷か。今日中に辿り着けるかどうかじゃない。こんな重装備でこんな天候の中、歩くのは危険だと考える。

 私は歩くのが大好きだ。だから本当に残念なのだけれど、「浜松駅」から電車で「掛川駅」まで行って、そこから歩いて「道の駅 掛川」を目指す事にした。掛川駅から道の駅まで6km程度。これならなんとかっ。

 この時、道を教えてくれたコンビニの店員さん達には「動く歩道」の事とか、駅周辺の事を色々教えてくれた。とても助かった!

 「コインランドリー」で洗濯を終えた後、雨はさらに強さを増した。
 雨の音も大きくなっている。光ってから音が鳴り響くまでの感覚も、どんどん短くなってきた。
 浜松駅と隣接しているビルの中にヴィレッジバンガードがあったのでそこで必要な小道具を調達する事にした。
 まず入れ物…。缶ジュースくらいの大きさのビン…、お?これは「バケツ灰皿」か。これにしよう。後は、サングラス。1050円の…これでいいや。

 ―PM1:51。「掛川」へ向かう電車が出発。たったの六駅。25分程で「掛川」へ到着した。雨はまだ強く降っている。
 …そうだ。「バス」で行けるかな?
 案内所で尋ねてみると、330円で道の駅のすぐ近くまで行けるとの事。安かったので乗る事にした。

 とにかく「道の駅」まで行かなくちゃ。

 バスの運転手さんと雑談をしつつ長閑な町並みを見ながら「宮村」へ。
 そして、数分程歩き「道の駅 掛川」へ着いた。

 寝袋を使えそうな場所を探しながら建物の中へ入った。
 「潮見坂」よりも大きな建物の中にはお土産や食べ物は勿論、複数の食事所、あと、コンビニまであった。

 とりあえず何か少し腹に入れようと、一個100円のおにぎりを1つ買った。

『…いえ、外で一服しながら食べたいので、そんな良い入れ物じゃなくてもいいですよ。何か簡単な袋の様なものでも…。』
『じゃあ、サランラップでいいですか?』

 店員とそんな話をしている丁度その時、別の店員《おばちゃん》がおにぎりが残り1つとか言う話をしていたので、『あー、じゃあ残り1つも買いますよ』と、2つ買う事にした。これをきっかけに店員達と少し雑談をした。

 名古屋から歩いて来た事や、今日の事。楽しんでくれたようだった。
 今日の夜はこの辺りでテントか寝袋を使っての塾するつもりという事を話すと、敷地内に休憩所がある事を教えてくれた。

 お礼を言い、早速行ってみると、前面ガラス張りの小さな小屋の様な建物があった。中には、テーブルやベンチ、自販機、空調機能も備えられている。完璧じゃん!

 ふぅ~と一息付きながらおにぎりを食べる。…美味い!

 食後、早速「仕込み」をする事にした。「灰皿バケツ」の中に小銭を少々。…うむ、これで良い。


 日保ちする食料を買い込み、荷物の整理をした。
 スケッチブックの仕込みも完了。

 はぁ~。やっと落ち着いた…。そんな気持ちだ。
 今日で旅に出てから7日目。一週間だ。

 ―問題はその度、解決しながらベストなスタイルを模索する。
 今の考えに辿り着き、状況を整えるまでに七日も要した…。
 〝7日目で済んだ〟とは考えない。想定外の出費も多かった。今、頭の中にある案が〝そこそこ〟上手くいくだけでも改善可能なレベルだけど、注意状態である事は事実だ。

 …大丈夫、私なら出来る。今までだって全部叶えてきたじゃないか。

 軽く夕食をした後、何気なく弟に電話した。弟は旅の事を知っている。

『…え? 母さんが?』

 …どうやら母が私宛の郵便物の扱いに困っているようだ。
 変なものは届かない様、身辺整理はやったはずだし。届いたものはダンボールに入れておいてくれれば良いと伝えたはずなんだが。

 弟は相変わらず苛々していた。仕事が大変なんだろう。

 弟との雑談を終えた後、私は母に電話する事にした。
…聞かれれば、旅の事も全部バラすつもりだった。でも、『今日の昼は何食ったんだ』とか『毎日楽しいのか』とか、〝知ってるんだぞ〟的な雰囲気を放った事を聞かれたけど『今どこにいる?』とか、確信に迫る様な事は聞いてこなかった。気を使われた感じだ。全体に知っている(笑)

 郵便物の問題に関しては、言われた通りダンボールに入れる事にしていたけど、数日前、「重要なお知らせ」と書かれたものが届いたから、気になっているとの事だった。そういうのも気にせず放り込んでおいてくれればいいんだけど、それならなんでメールすれば良かったじゃないかと言うと、電話が繋がらないからメールも届かないと思っていたらしい。

 はぁ…。いっそ全部バラして協力してもらった方が気が楽になれそうだ。
 問題の郵便物に関しては写メ付きで詳細をメールしてもらう事にした。

 お店の方は今のところ上手く行っているようだ。私の考えたヒューマンネットワーク構築は順調のようだ。父と母の作る料理は美味しいんだから正しい形で経営をすれば正しい結果が来るはずなんだ!

 ここでとんでもない事が判明した。どうやら私が計算違いをしていたらしく、最後に貰える給料は9万ではなく6万程度になるとの事。

 …くそっ、注意状態が「要注意」になった。

 これからは何かあったらメールすればよいと告げ、電話を切った。

 通帳の金は20万ではなく17万になるという事か。いや、旅に出る前の3月分の携帯電話料金はでかい。15万と考えよう。

 15万か…。ふふふ、おもしろいじゃないか!

 かかってこい!
 俺の人生!


■写真
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■実際の日記ページ
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