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私はこの社会が省略した事柄を言語化している人です。

【第9話】4月20日 晴→曇→雨

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4月20日 晴→曇→雨

 起床9:30。彼のテントは無かった。もう出発した様だ。東京で「正しい人」に巡り合える事を祈った。

 空は晴れていたので出発する事にした。もし雨が降ったとしても通り雨程度と判断したのだ。

 今日の目的地は「駅の道 川根温泉」。温泉に入るのだ。

 道の名前はわからないけど「掛川バイパス」を見ながら近くの道を歩いていった。車の往来もそこそこに涼しくて静かな山道だった。途中にトンネルがあった。ひんやししてて気持ち良かった。

 気にならない程度の雨が降ったり止んだり。この程度なら良いかーと思った。

 12:00。「子育雨 小泉屋」という小さな売店に着いた。お店の人に川根までの進路を尋ねた。外で一息ついているとおじさんが話しかけてきたので旅中である事を明かした。

 …なんとこの人、「道の駅 掛川」の責任者で取締役の人だった。すごい人と出会ってしまった。地元の人が頑張ってくれている等、評判の良さを喜んでいた。

『…で、私思ったんですけどコインロッカーとか欲しいんですよね。あと出来ればコインランドリーも(笑)特に荷物の管理が…やっぱ危ないじゃないですか。車の人は良いですけど』

『あぁ、なるほど。役員会議で話してみます(笑)』

 良い話が聞けました。ありがとうございました。

 お店に別れを告げて進行開始した。

 しばらく歩くと、また雨が降って来た。丁度目の前に屋根付きのベンチがあったので、そこで休む事にした。数分程、ぼーっと休んでいると、リュックを背負ったおばさんが二人で歩いて来た。

 軽く挨拶を交わした後、旅の話に花が咲いた。「おまんじゅう」や「おにぎり」さらに「あられ」や「のど飴」をくれた。もう本っ当に…ありがたい!

 さらにリュックを背負った中高年程度の人が二人で歩て来た。東京の人で旅行を終えて帰路についてるところらしい。  「あずまや」の中は地元の話や茶畑の話で賑わった。

 私は旅の話なんてほとんどしてないのに「旅の話屋」の事を話したらお金をくれた。スケッチブックを開いておしながきを見せたけど、見ただけで、会えただけで満足という雰囲気だったのでそれ以上のことをしなかった。お金を頂いたとはいえ無理に聞いてもらうもんじゃないしな。ありがとう、いつまでもお元気で。

 少し歩いたらまた降ってきたので「カンサー」という喫茶店に立ち寄ってここでも道を尋ねた。良い雰囲気の喫茶点だった。  金谷駅を越えてしばらく歩くと100円ショップの「Seria」があった。助かった。パンツとか色々買いたかったんだ。

 旅中に必要な装備品も見えてきた。1700円くらい使ったけど大切な投資だ。

・下着やバスタオル  予備の下着は3着は必要だと考えた。それ以上はリュックの圧迫量が気になるし。1着だけだとしょっちゅうコインランドリーに立ち寄らなくちゃいけない。綿100%のパンツが無かったのは残念だった。  尻に汗疣ができた時にはいていたのがポリエステル60%、綿40%のトランクスだったからだ。もう二度とはかないと決めたから先日ゴミ箱に捨ててきたんだけど結局同じパンツを買う事になってしまった。

・収納ケース(プラスチック)  ペン型釣竿など細かいものを入れる。布製の袋では鞄の形が落ち着かなくて。

・スリッパ  風呂上りとかなるべく靴をはかない為。あとコインランドリーでその時履いていた靴下を洗う為。コインランドリーの中には床がドロドロで裸足じゃ歩けない所もあるのだ。

・テーブルライト  テントの中で日記を書く為。マグライトじゃ一部しか明るく出来ない。

・シャーペン、マジック(赤)  今まで使っていたシャーペンが短くて持ち難かったから。

・筒型タッパー  食料入れ。ビニール袋じゃ潰れちゃう。

 あとは乾電池とか細かいものっ。

 荷物を整理して出発しようとしたけど、方向がわからなくなっちゃって、歩いていた子連れの家族に尋ねる事にした。

『あのー、すみません。やまね温泉に行くにはどっちへ行けばいいですか?』

『やまね温泉…? ん~?』

『はい、やまね…あっ! スミマセン、カワネ、川根温泉でした』 『ああー! 川根ね(笑)』

 丁寧に道を教えてくれた。方向が同じだったので少しの間だけ一緒に歩いた。こちらのお父さんも昔、SLの写真を撮る為に歩いて川根温泉まで行こうとした事があって、でも歩き始めてすぐに拾われてそのまま温泉まで言っちゃったとか(笑  楽しい話だった。

『多分、途中で誰かが拾ってくれるよ(笑』 『ははは、わかりました(笑』

 …私は歩いていくぞ!

 川根温泉までの看板には「19km」と書いてあった。時刻は夕方の4:30になろうとしていた。

―6:00

『いや、もう本当に助かりました!歩道は狭すぎるし休めるところもないし、雨も降ってきたし、温泉の閉まっちゃう9時までに辿り着けないんじゃないかと思ってました』

…見事に拾われた。

 晴れていれば歩いて行けただろう。しかし雨の降る峠道は思っていた以上に歩き難い上に万が一のスリップ事故の可能性も確立が高くなる。温泉までの道と並行する形で電車も走ってたんだけど、峠から駅まで下りられる道もなく、自分を迂回して歩いていく車に申し訳ないと思いつつ歩いていたら、小さな軽トラに乗ったおばちゃんが車を止めて、乗せてくれたのだ。

 病院へお見舞いに行った帰りらしい。体の不自由な家族がいる様だ。今度お見舞いに行った時、楽しい話が出来る様に旅の話をたくさんした。

 温泉までは車で20分程かかった。あの道のりは歩いていたら3時間くらいかかっていただろう。  お礼を何度も言って別れた。本当に助かりました。

 ロッカーに入らないということで荷物をフロントに預け、風呂に入った。すっごく気持ち良かった!ここのお風呂、何かが違う!薬師寺の温泉や極楽湯もそりゃ気持ち良かったんだけど長風呂はしない派の私が30分近くも浸かっていたのだ。何かあるよココ。

 風呂から上がって頭をわしゃわしゃと拭いていたら右手の小指に痛みが走った。・・・え?うそ、マヂで?  どうやら自分の髪の毛で指を切ってしまった様だ。ささくれにでもひっかかったのだろう。かなり深い。絆創膏は鞄の中だ。仕方なく掃除をしていたおばさんに絆創膏を頂いた。

 体重を計ったら…何kgだったか忘れた。極楽湯で計った数値も忘れた。あーあ。次からはちゃんとメモろう。とりあえず痩せてました。

 食事処で「ごはん」と「みそ汁」を食べた。味が欲しかったので「ごはん」にしょうゆと七味とうがらしをかけたら、すごく美味しかった。これハマりそう(笑

 そして無料の「川根茶」を飲んだ。「掛川」でも「静岡茶」を飲んだけど違いがよくわからなかった。

 テントを張る場所を探したけど川根温泉の敷地内には人の気配が無いので休憩所で寝る事にした。

 明日は晴れる様なので進行する事にした。本当は峠道を歩いてここから西にある「道の駅いっぷく処横川」へ行こうとしていたんだけど峠道は歩道が無ければ歩くべきじゃないと判断。いっぷくまでの道路がどうなっているかわからないので東の「道の駅 宇津ノ谷峠」を目指し富士の方へ出る事にした。

 その方が良い。私の見たいものの多くは都会にあるのだから。

今日のルート│静岡県 道の駅 掛川 → 同県 道の駅川 根温泉
残金│11252円(道中で金を下ろした)
バケツ│130円 本日4人 計5人
教訓│歩道の無い峠道は歩くな。
課題│日持ちする諸苦慮のお蔭か、食費が二日続けて550円程度。あともう一息。

メモ│・口の周りの荒れが一向に治らない。ニベアクリームを買うんだ。・やっぱり山じゃなくて町の方をメインに進行するんだ。


■写真
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■実際の日記ページ
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