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言葉は嘘をつきません

iTunesとDropboxの違いから考える情報共有の感覚の違い

 今回は情報共有の認識、その感覚の違いに関して、私自身の気づきをまとめた記事です。お仕事では情報共有が如何に正確迅速に行えるかが要となるわけですが、その感覚に種類があることに気が付いたのです。

 今回は要点のみ、短めにいきますよ!

シンクロ型

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 iTunesとデバイスの同期のように、互いの情報や設定を同じにする感覚です。素早く大量のデータを共有できますが、共有し合う者同士が、同じ感覚の規格で統一されている必要があります。

シンクロ型ポイント:共有するのは情報だけではなく、考え方や感情といった”自分の設定”も相手に合わせて同期させる。

 

ドライブ型

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 Dropboxを介したデータの共有のように、必要に応じて情報を行き来させて共有する感覚です。シンクロ型からみて速さは劣りますが、データーが使えるかどうかは別として、相手を選ばないという利点があります。

ドライブ型ポイント:共有するのは情報だけで、考え方や感情といった”自分の設定”は同期させない。

 

感想型はシンクロ型 対応型はドライブ型

 この気づきは、『BBS世代とSNS世代の違いから考察する言語認識の根本的違い』の記事で定義した「対応型」と「感想型」の、別の言い方を考えていた時にふと気が付くことができました。

 感想型の意思疎通の仕方はまるで同一化だな、と思ったところから始まり、考えを進めていく内に「iTunesの同期によく似ている」と思ったのです。「同期」を英語で言うと「synchronization/シンクロナイゼーション」というらしいので、「シンクロ型」としました。

 対する対応型をこの路線で言い換えると、Dropboxみたいに必要に応じて情報をやりとりする感じなので、「オンラインストレージ」からとって「ドライブ型」としました。

 対応型と感想型よりはしっくりきますかね?(笑)

上司はiTunes 部下はデバイス

 さらにこの仮説を元に、自分のこれまでの職歴を振り返ってみました。

 私はガッチガチのドライブ型ですが、今まで勤めてきた職場で意思疎通がうまくいかなかった相手は、みんなシンクロ型だったとしか思えないんです。

 今の仕事はドライブ型の感覚で意思疎通ができる職種なので、全く問題ありません。

 シンクロ型上司からみて、ドライブ型部下の報連相は情報が断片的で何が言いたいのかよくわからないのかもしれません。逆も然りで、ドライブ型上司からみて、シンクロ型部下の報連相は、要領を得ない言い方で何が言いたいのかよくわからないのかもしれません。

 この規格の違いって結構深刻だと思うんですけど、適性検査とかでわかるもんでしょうか。意思疎通や情報共有については「報連相」や「コミュ力」などといった、抽象的な言葉でしか言語化されていません。

シンクロ型「コミュ量は大事」

ドライブ型「コミュ量は大事」

シンクロ型「報連相は大事」

ドライブ型「報連相は大事」

  同じ言葉でもシンクロ型とドライブ型では、規格が大きく異なります。私はここに、社会の生き辛さの正体が潜んでいるような気がしてなりません。

 社会には自分が怒った様子を見せたがる人がいるんですが、その行動の謎が解けたように思いました。性格が悪いとか、人の気持ちを考えていない人扱いを受け続けてきた理由もこれでしょう。

それぞれの情報共有の感覚 

ドライブ型:言葉は事実が基準

  • ただの雑談、プライベートの出来事、仕事のやりとり、それぞれの記憶や情報に線引きがある
  • 人に話しかける前に、やりとりしたいことや、知りたいことの要点を頭で整理してから話す
  • 相手の言った言葉、使った用語を基準に考える
  • 自分は自分、相手は相手であり、同じにはなれない。当然のことで、だからしっかり話し合う必要がある
  • 共通認識となる事実をありのまま伝える
  • 同じ場にいても、自分と相手の見え方は違う。
  • 仕事の話とは、チェスや将棋のような盤上ゲームのように、一手一手、筋道を立てて進めるもの
  • 仕事は指示や説明で相手と共有した部分を基準とする
  • パーティや飲みにケーションは疲れる(好きかどうかは別として)

シンクロ型:言葉は感想が基準

  • 雑談もプライベートも仕事のやりとりも、それらの記憶や情報が脳内で延長上の関係にある
  • とりあえず話を始め、話ながら相手と一緒に要点を整理する
  • 会話は伝わっていればよく、細かい齟齬が気にならない
  • 同じ場にいる人たちは、同じ認識が持てているはず
  • 思ったことを伝えるだけで話は進む
  • 自分は多くの人とコミュニケーションができているのだから、自分は普通であり、自分と話が噛み合わない人のことを変だと思う
  • 人との話は全体の印象を話し合うもので、細部は自己解決するもの
  • 仕事はまず手探りで進めるもの。わからない時だけ教えてもらう
  • パーティや飲みにケーションが好き

 私がドライブ型なので、シンクロ型に関してはその視点からの印象ですが、だいたいこんな感じかな、と思います。

 例えば、ドライブ部下がシンクロ上司に仕事の報告をした場合、部下はありのままを伝えただけですが、上司は丸投げされていると感じたり、情報が細かすぎてまとめられていないと思ったり、大事が起きていると感じてしまうこともあります。

 逆にシンクロ部下がドライブ上司に報告した場合、部下はちゃんと報告しているつもりでも、上司は内容がまとまっていないと感じたり、情報が不足していると感じたり、仕事に対する姿勢が不真面目だと感じてしまいます。

 感覚のタイプの違いがこういうコミュニケーションエラーを起こしている要因になっているので、タイプ別にチームを分けた方がいいのでは、と私は考えています。

この社会はシンクロ型優位

 この記事はこれから社会に出る学生に読んでほしいと思って書きました。

 私のこれまでの職歴で言うと、この社会は間違いなくシンクロ型の感覚が優位です。ぶっちゃけ、ドライブ型の人は嫌われます。運よくドライブ型の上司と巡り合えればいいのですがね。

 

 読了ありがとうございました。

 今回はたったの1000文字ちょっとです(*´▽`*)

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