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人は、言葉からは逃れられない。

制作日誌No.56:リアル試写会、白紙に

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 3月頭の制作日誌に、某店で試写会をやる計画が進行中であると仄めかしたが、続報を告知することができないまま、リアル試写会の話は白紙となった。

 理由は、試写会を引き受けてくれた店側の対応力不足が原因である。今回の制作日誌ではそのことを書く。

 先に言っておくが、この件については店側からもう謝罪してもらったし、別に蒸し返そうという意図はない。

 こういうことはもう起きてほしくないから、なにがあったのか、それについて私が考えたことを周知したいのだ。それが伝わればいいので店側の名前は書かないし、どこのお店のことかわかってしまった人も、そのことには触れないでほしいというのが私の願いである。

経緯

 まずは淡々と事実経緯を書く。

下見

 2月頭にリアル試写会の検討を始めた。オフ会の時のように自分で場所を用意するか、どこかを借りるかで考えていた時にTwitterでお店の存在を知った。

 ホームページでお店の写真みて、店内に設置されている壁掛けモニターを利用して、試写会みたいなことができないかと考えた。

 店側にコンタクトを取ってみると、試写会でお店を利用することに積極的な回答をしてくれたので、そのやりとりの数日後、お店の下見に行くことにした。

 下見の時にお店にいた店長が、当日の料金のことや席の配置のことなど、設定の話をしてくれた。まだこちらからは具体的な話を出せていないのに色々話をしてくれて、とても頼りになる印象を受けた。

 その日は立ち話だけだったが、このお店で試写会をやる意志が固まり、具体的な話を進めたいと思った。

 翌日にDMで試写会当日の案を送った。案の内容は、店長さんの話を基準に自分の理想を練り込んだもので、難易度の高い課題が発生しないように、実現できそうなラインでまとめたものだ。ちなみに、お店のDM宛に案をまとめたものを送ることは下見の話の時に店長に伝えてあり、了解をもらっている。

 ここから雲行きが怪しくなった。

応答がない1

 その案のDMに、なぜか店側からの返答が来なかった。

 日時や試写会の内容について、私の考えた案でぜんぶ実現できるのか、部分的にできないことがあるのか、こちらは知りたいわけだが、既読チェックが付いただけで、応答がないまま一週間が過ぎた。

 その一週間の間に、未確定だった映像の再生方法が決まった。スマホ画面をモニターに出力再生する為のデバイスを買ったのだが、HDMI端子が必要なので、お店のモニターにHDMI端子があるかどうかをDMで聞いた。その質問が2月の最終日、28日のことで、翌日の3月1日には、HDMI接続できる旨の回答がきた。

 その前に送っている試写会の案全体についての回答はこの時ももらえなかった。でも試写会は3月末を予定しているし、再生チェックでまたお店に行くから、その時にでも聞ければいいかと、深くは考えなかった。

 この時点で、応答がないことをもっと変に思うべきだった。

再生テスト

 そして3月10日に、再生テストの為だけにまた店に行った。

 接続と再生は成功し、モニターが使えることが確定した。

 そしてこの時に店長とまた話ができた。私から最初に送った案でできるのかと聞くと、店長はあっさりとした物言いで大丈夫である回答をしてくれた。

 ではなぜもっと早く伝えてくれたなかったのかが気になった。最初に案を送った時(2月21日)から、もう17日も経過している。

 今日まで検討していた感じには思えなかった。でも、もしかしたらそうなのかもしれない。ただそれなら最初に「検討します、お時間をください」とか一言言うものではないだろうか。まさか返事しない系?と思ったが、試写会予定日までまだ20日間もあるし、下見の時はあれこれ構想案を出してくれたし、もう済んだことなので脳内保留にし、開催決定の告知をすることに意識を切り替えることにした。

日程を早めたい

 ここで私の方に問題が起きた。昨年から患っていたへその病状がよくなく、もしかしたら手術や入院をする可能性が出てきたのだ。

 3月12日に紹介状をもらって大きな病院で診察を受けた。で、検査結果が揃い入院云々のジャッジが下される診察日の予約は試写会の三日前である28日となった。最悪の場合はその日から入院となる。試写会は31日に設定しているから、もしそうなってしまったら当然、試写会は中止となる。

 入院にならない可能性もあるが、念の為に、試写会予定日をその診察日より前にズラすことにした。これなら確実に開催できる。無論、予定日を早めることで、店側との都合が合わなくなったことが理由で中止となる可能性も覚悟した。その時は諦めることにした。

 12日の診察のあと後、店側に事情を伝えて、31日だった試写会の日程を、一週間早めた24日に変更したいと相談をした。しかしその日は別の予約が入っていると断られてしまった。他の空いている日が知りたかったが、その日は他のイベントが入っている、ご容赦くださいと、ただそれだけの回答で、他の空き日の情報が含まれていない、なんか物足りない回答だった。

 追加で、その前日23日と前々日22日のどちらかでやりたいと聞くと、前日の23日金曜なら調整可能という回答がきた。私は即答でその日をおさえてもらった。

 このやりとりが3月14日~15日のことである。

応答がない2

 試写会の予定が早まった。23日開催である。あと8日間しかない。というか、8日間だけになってしまった、というべきか。

 せめて一週間前には告知をしたい。翌日に告知できれば、現状からみてベストな結果だろう。

 日程のやりとりからさらに追加で、店側にもう1つ確認をした。その必要があった。

 元の予定では、試写会は日中の営業で開催する予定だったが、新たに決まった23日は金曜日で、日中の営業をしない曜日だから、試写会は必然的に夜の営業で行うことになる。

 試写会の為に日中も店を開けてくれるのか、やはり夜だけなのか、それはどうかは知らないが、ともかく最初の案のままの認識でいいのかどうかを再確認しなければならない。

 私は日程のやりとりの後で、試写会案の内容を再確認する旨の内容をDMで送った。本来は向こうから言って来なきゃおかしなことだとも思ったが、ともかく話を進めることを優先した。

 これでOKならやっと告知ができる、ギリギリになってしまったが、一週間前に告知できてれば、まぁいいだろう。

 と思っていたが、また店側からの応答がなかった。既読チェックがついただけである。

 一応言っておくが、「確認しました」とか「検討します」とか、そういう一言すらなく、なんにも返答してこない、ということである。

 なぜ返事をしてこないのか疑問を抱えつつ、二日後の17日に、試写会の告知のタイミングなど決まっていればこっちも合わせられるので教えてほしい、という内容の問い合わせをDMで送った。

 が、やはり側からの応答はなかった。

 19日には当日お客様に配布する用のパンフレットの作成をして、これもDMで写真を送った。こいういうものをこちらで用意して当日配布しますという事前の報告である。

 しかし、これについても店側からの応答はなかった。

 試写会案の再確認、その催促、当日店内で配布するパンフレットの確認、ぜんぶ無視された。

電話で催促

 そして翌日の20日。試写会までもう日がなく、じっくりやりとりできる時間も限られてきたので電話で確認の催促をすることにした。

 日中に店長に電話をかけた。電話をするのはこれが初めてである。数コールのあとに店長が電話に出てくれた。

 最初にまず、念のために23日で決定の認識でいいかどうかを確認した。なぜなら、調整可能と言われただけで、その日で決定かどうかの続報がまだもらえていないからである。

 すると、店長は即答で決定の認識でいいですと返してきた。なぜそれを教えてくれないのか、「調整可能」としか聞いていないが、それって決定のニュアンスも含まれていたっけ?と、疑問に思いながら次の話に進めた。

 疑問の解消は後で機会があればやればいい、今はとにかく試写会の話を確定させること。それがこの時の私の意識だった。

 次の話は、送り直した案の内容でいけるのかどうかということだ。これについては、やはり夜営業の時間帯での試写会になるので、料金面で検討事項があるようで、店長はいま考えていることを話し始めた。店のレンタル料や取り分の話、私が何人集められるか、そういうことを考えたり気にしていたようだ。

 突然の変更になった。それはこちらが言い出したこと。仕方ない。

 ただ、この時点で流石におかしいだろという印象が決定的なものになった。せっかくDMでやりとりしているのだから、私側の不確定要素があった時点でこっちに聞けばいいし、何よりも私はそういうことを頼んでいないし、望んでいない。店側がイベントの内容を勝手に考えてしまっているのだ。

 まず私の方から人を集められる約束はできないということを答えた。で、DMで送った案の話をなぞる形になったが、こっちがやってほしいことを再認識してもらった。

 モニターで映像を再生すること、上映中はあくまでも映画を観る時間とするが会話はOKであること、その点で事前に説明や告知が必要なことなどなど、とにかく、私の送った案を基準に「店側ができること、できないこと」を決めてもらい、それを回答してほしかった。できればそれをDMから文章で送ってほしかった。

 結局、試写会の告知はする上で、通常営業の中で映像を流すという感じに落ち着いた。私はそれでよかったのである。店長からイベント料金等の話をされたことで話がそういう方向に偏っていたが、それはこっちから頼んだことではない。

 その試写会の内容が決まった話の後で、告知もできますと言ってくれた。ギリギリになってしまったが、これでやっと固まったと思った。

 しかしその日、店側からの告知はなかった。ホームページもSNSも何度も読み返したが、なんの告知もなかったのである。

中止を決意

 私は一晩考えて、翌21日の朝、事故防止の為に試写会を中止する意思を固めた。このまま試写会を開催するのはどうしても不安だった。

 恐らく通常の来客に加えて、試写会目的のお客さんが上乗せされる。それが数人程度なのか数十人程度になるのかはわからないが、こんななんにも準備できてない状況で、当り前のやりとりができない相手方と一緒に、人を一ヵ所に集めるのは危険だと判断したのだ。

 そして店側にその意思を伝えることにした。

 ここから先は実際の文章を読んでほしい。(名前は伏せ字、改行位置は一部詰めてます)

最後のやりとり

◇◇様(店長)へ 先日はお忙しい中お電話でのご対応ありがとうございました。昨日の今日で申し訳ないですが、今回の試写会の話をキャンセルしようと考えています。キャンセルの理由は、貴店側の準備が十分とは思えず、今回のご提案に対しても、積極的な姿勢が窺えないからです。お集まりいただく方々の安全の為にも、貴店側からまだ告知がされてない内に、試写会の話を白紙にしたいと考えています。ご都合に支障なければこのメッセージを持ってキャンセルとさせてください。回答お待ちしています。 

 これを送ったのが朝10時半で、少し経ってから既読はついたが、返答がないまま夜になった。

 おいおい、と思いつつ夜8時頃に催促をした。

本日中に何らかの返答もない場合は、キャンセルを承ってもらえたものと認識させていただきます。話し合いの意思があるのか、キャンセルでいいのか、キャンセルだと困るのか、何か検討中なのか、はっきりしてください。よろしくお願いします。

 すると店側から返答が来た。

〇〇です。最近のツイートをしている者です。◇◇氏(店長)が忙しそうなので代わりにお返事します。本件◇◇氏とやりとりされていたようですが、キャンセルにてご対応頂ければと存じます。以上

 これのあと、さらに返答が続いた。

 上はスタッフからの返答だが、ここからは店長自身からの返答だと思われる。

先ほど確認致しました。私どものスタンスとして、イベントは企画した方が中心になって主導していただくという認識でした。

もちろん私どもも集客致しますが、あくまで、集客自体はそちらがメインでという考え方でした。

認識の相違から不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。

 どうやらそういうことのようだった。

 言ってることが無茶苦茶すぎる、と思った。

 とりあえず話を締める為に終了の意を込めた返答をすることにした。厳しい姿勢を取らざるを得なかった。

こんばんは。キャンセルで承ってもらえたので、もう結構です。決定前の話なので貴店側からの中止等々の告知も不要です。

貴店で試写会をする検討の為に交通費、利用料、機材購入費など発生していますが、キャンセルは当方側の意思なので、その請求をする気もありません。その代わり貴店側も他のイベントを断ったり何らかの準備等々あったかもしれませんが、当方側には一切請求しないということで決着をつけたいと私は考えています。

ただ今回なぜこのようになったのか、私側からの視点の話をさせていただきたいと思います。

二月頭に試写会の検討を始め、自分で場を用意するか、どこかを借りるかで考えていたところに貴店をみつけ、リプライにて相談させていただきました。当方からの提案に興味をもっていただけたので、下見に行かせていただきました。下見の際、◇◇様(店長)が料金や取り分の話をしてくださり、とても頼りになる印象がありましたので、貴店で試写会をする意志を固めました。

問題はここからで、翌日に試写会の案をDMで送りましたが、ご回答がありませんでした。その案の日時や内容でいけるのかだめなのか、わからないまま一週間が過ぎました。その後でHDMIの確認をお願いしたところ、それについてはすぐに返答がありました。

その十日後、再生チェックの為に改めてお店に行った際に、◇◇様より、当方から送った案の内容でいける旨の回答をいただけました。
十日間検討していたのか、単に返事をしてくれなかっただけなのか、ほったらかしだった理由がわかりませんでしたが、ようやく告知に向けた話を始められると思いました。

しかし私の入院云々の問題が発生した為、試写会予定日を変えることにしました。これについては23日金で調整可能という回答がありましたが、営業時間通りなら夜の部になるので、念の為、案の内容の再確認をさせていただきました。しかしそれについては、また回答がありませんでした。

その件で五日後の昨日、お電話で催促させていただいたところ、夜の部になる為に元の案では検討が必要である旨の話がありました。その話の内容にはお店のレンタル料金など私に言われても困る話があり、とりあえず必ず実現できそうな設定でやっていただく形で了承しました。しかし、告知できますとのことでしたが、その日中に告知がありませんでした。
試写会二日前にしてやっとこの段階で、当日は多数の来客が想定され、まだ安全面などの話も残っている中で、これ以上は当てにできないと考え、キャンセルすることにしました。

「私どものスタンスとして、イベントは企画した方が中心になって主導していただくという認識でした」とのことですが、何ら決定の回答をもらえていない状態で、当方からお借りするお店のイベント内容を積極的に告知できるわけがないでしょう。

私は案を伝えました。その次は貴店の番です。「それでいきましょう」とか「ここはできます、ここはできない」などの返答をしてくれればいいんです。そういう事がしやすい為に、DMからの連絡でいいですか、と最初に聞きました。そして内容や設定が決定したら、ようやく告知内容の話です。決まっていないことを告知することはできませんから。

最初の案を送ったあと、その案で良い旨の回答を得たのは、十日後の下見の時で、私からの催促で教えてくれました。入院の件で予定日が変わった後、夜の部になった為に検討する事項がでたことを聞いたのは五日後に電話した時です。その際も、そもそも「調整可能」と言われていただけなので、決定でいいのかどうかの確認の話から始める形となりました。

厳しい言い方をさせていただきますが、認識の相違ではなく、貴店側に基本的な応答能力がないだけです。

当方は3月頭の時点なら、まだ自分で場を用意する選択肢もありました。それが潰れました。個人的活動のことなのでこれ以上の話はありませんが、もし企業相手なら何らかの請求をされる恐れもあることです。

今後もいろんな方からイベントの相談があるかと思いますが、お店側からの告知はしないことを最初に伝えた方がいいでしょう。お店側がやること、主催側がやることを伝えてあげてください。私の常識観ですが、イベントしたい側はお店をお借りする立場である以上、まずお店側からの決定の回答や、お店側からの告知を待つものだと思います。

私からは以上です。本当に残念です。

 期待を裏切ってしまった形になり、誠に申し訳ありませんでした。

 

 話の流れで内容が告知云々に傾いてしまったが、問題の基盤は店側がなにも応答してこなかったことである。

 こちらからの話に対して店側が返答をするという、通常のやりとりができていれば、2月中には店側のスタンスも含めて互いの認識や役割、要望部分が共有でき、余裕をもった対応が取れただろう。

 以前より私のブログを読んでくれている人は知っていると思うが、私はNPOの活動や伊藤隼也の件で、活動とか仕事のやりとりで何度も痛い目を見ているので、相手がどれだけ信用できそうな相手でも、言葉を疑うように徹底している。

 しかし今回は、そもそも相手が何も言ってこない! 

 お店の店長も発達障害持ちの人だという事は知っていた。

 だから私も意思疎通の事故は十分に警戒していた。

 しかし、序盤はまだ日に余裕があると思い、相手との関係も気にして、応答がないことを保留にしてしまった。

 それが判断ミスだった。

 なんで返事してこないのか、どういうつもりなのか、こっちはこうするが、そっちはどうするのかと、ちゃんとせっつくべきだった。

経緯の検討

  下見に行ったまでは良かった。問題は最初の案のやりとりの後である。

 まず送られた案について、店側はどこまで実現可能なのか、検討しなければいけない部分があるのか、その返答をすぐにするべきなのだ。

 で、そのやりとりとは無関係に、今回は最後の最後に告白される形となった「イベントは企画した方が中心になって主導していただくという認識であること」を、最優先で伝えるべきであろう。

 その上で、店側が通常どこまで用意できるのかも、主催側に伝えるべきだ。「サイト上での告知、SNSでの告知(内容確定後から開催日まで1日1~3回程度)、お店の入り口での告知(A4張り紙一枚程度)、それ以外は主催側に用意していただきます」など、そういうことを伝えてくれれば基準ができ、それに合わせてこちらも動きやすくなる。

 ここまでは相手が誰であれ必ず伝える基本セットとして考えておくべきだ。そうしないと万一の時、店側が不利になってしまう。

 そういう、通常は行われる話し合いが進んでいれば、2月中には細々としたことも含めて、準備万端のラインも見えている状態で、告知一歩手前の段階まで話を進めることができたであろう。

 本来であれば映像の再生方法が確定した3月10日か、その翌日の時点では、店側から告知があり、追従する形で私からも告知ができたはずなのである。いや正直言って話し合いが進んでいれば。再生方法未確定のまま2月中には告知だけ先にできていた可能性の方が高い。だって再生方法なんてどうにでもなるのだから。

 でも、入院云々のことは避けられなかっただろうから、その通りに事が進んでいても、12日に、日程が変更になった旨のお詫び告知をすることとなった。これは変わらない。

 ただ実際には、その時点ではまだ告知する内容の範囲まで話が進んでいなかったのだ。決まっていなかったから、告知後にまた変更、というお詫びの告知をしなくて済んだわけだが、別に良い結果と言えることではないだろう。

 そして今回の問題の根がみえる17日のやりとりだ。「試写会の告知のタイミングなど、もしお決まりでしたら教えていただけると、こちらもそれに合わせて広報がしやすくなります」と私は聞いた。店側はそのメッセージに何も応答しなかった。

 しかし店側は最後のやりとりで、「私どものスタンスとして、イベントは企画した方が中心になって主導していただくという認識でした。」と言った。

 全くおかしな話である。お店を借りる立場のこっちが、お店側からなにも回答をもらえておらず、何も決定できていない状態で、次々とやることを決めて進められるわけがないし、お店のイベント事情を、勝手に告知やなんやらもできるわけがないのだ。

 そういうスタンスであるなら最優先で伝えるべで、後出しになってしまったとしても、この17日の時点で、相手が店側からの告知と動きを知りたがっていることは明白なのだから、認識の相違が起きていると判断して、同じ回答がノータイムでできるはずだ。そうすれば17日から22日まで6日間、試写会当日と合わせて7日間は、こっちが先導して動きをとる時間がつくれたのだ。

 これに返答をしない理由がない。

 率直に言ってだが、そのお店のスタンス云々は最後のやりとりの中で頭に浮かんだ空想っぽいことで、元から考えていたことではないのだろうと、そう認識せざるを得なかった。

不可解だらけ

 事実経緯を検討して見えてくるのが、店長の不可解さである。

 イベントの提案は引き受けたけど、イベントは主催側が内容を主導して決めてもらうスタンスであり、その役割の違いを前もって説明しようとは思わなかったのである。DMでやりとりをすることにも了解はしたが、基本は目を通すだけで、DM上で密にやりとりをするつもりはなかった、ということだ。

 言わなくても伝わる範囲と、言わなきゃ伝わらない範囲がわかっていない、としか言いようがない。主催側からしてみれば、かなりの想像力が求められる難易度の高いことであり、はっきり言ってこんなんなら引き受けてほしくない。こちらはまだ最初の頃なら、自分で場を用意する選択肢があったのだ。

 恐らくだが、店長は文章を読んだり作ったりするやりとりが苦手だったのではないかと思われる。当ブログの過去記事で言うところの、感想型の人だったのではないだろうか。

 それならよくわかんないまま引き受けてしまった上に、その後のやりとりもろくにできなかった理由は納得できる。

心境

 私の映画制作はプロ活動ではない。だから生活の合間をぬって、何年も前から組み立ててきたことで、この試写会はある意味、最後のフィナーレとなるイベントだった。それがまさかこんな形で潰されることになるとは思わなかった。

 店側が幸運だったのは、私が企画慣れしていたことである。

 今回の試写会では、「最後に試写会と呼べることをしたという実績がほしい」 、これが基準である。 

 それを叶える為に、メインを「リアル試写会」、サブを「オンライン試写会」と、2つの枝に分けておいたのだ。本記事の最後にまた話すが、実はいま特定の人にだけ限定公開の動画のURLを教えてある。

 つまり「試写会」はできているのである。しかしこれは「最小構成」である。最大構成、つまり理想は「リアル試写会とオンライン試写会、両方の成功だった。 

 今回はリアル試写会の方が中止になったから、できたのはオンライン試写会だけである。最小構成としての実現になってしまったが、基準となる「試写会をやった」という部分は達成できたから、私はこれで次に進めるのである。

 だからまぁ店側は、反省や再発防止の為の時間はとってほしいけど、別に気に病むことはない。その点では、「試写会がおたくのせいでできなかった、どうしてくれる!?」みたいにならなくてよかったね、とも思う。

感覚の違い

 話のまとめに入る。

 本件については私は、創作感覚と実業感覚の違いだとも思っている。創作が建築的に考えるのに対し、実業は空想的に考えているところがある。

 実業家が一生懸命考えても、創作家からみればそれは空想レベルのことだ、と言い換えてもいいし、私はそう言いたいんだと思う。

 恐らく店長の中には、この依頼を引き受けられるだけのビジョン、つまり相手の希望を叶えられるだけの根拠が頭の中になく、自分がやろうとしていることの難易度も認識できないまま、その時の気分や思い付きで私の話を引き受けたのだと思われる。

 難易度と言っても返事をすればいいだけなのだが、相手から送られた文章に対応した文章を返す感覚が未発達で、そのことを自覚していなかったのではないたろうか。

 あと実業はビジネスとも親和性があり、共感を主とする姿勢が求められる面もある。創作の世界では、建築のように、設計内容を明確にして周囲と同じ設定を共有し、その通りに狂い無く線が引けているかどうか、色が塗れているか、必要な文字が配置できているか、確認し合いながら制作を進め、絶えずその技術を追求し、それらを作業的にこなしていく姿勢が求められる。「一緒に頑張ろう! 今日は頑張ったね!」なんて思うタイミングなど不要で、完成したらまた次の創作に取り掛かるだけである。

 でも共感主体だとそういう建築的思考が開拓されにくい。だから同じ話でやりとりしていても、創作と実業の人では、頭に浮かべているビジョンの鮮明度が全然違うのだ。

 創作と実業は収益を得る為にも切れない関係だが、私はその2種の違いをそのように考えている。

 昨今、生き辛い界隈では「好きなことをやる系」とビジネスを紐づけた言葉をネットで謡っては、共感で集まった不特定多数と毎日お祭り騒ぎをしているような活動が目につくのだが、そういう人達に対する私の印象は正直、あまり良くない。

 何の積み重ねもノウハウもない状態で、自分が立派にビジネスをしていると思い込んでいるところに、私は怖さを感じざるを得ないのだ。

 これで相手が営利活動だったら、店側は損害賠償されていても不思議ではないのだよ。

 今後の対策

  私も発達障害界隈を中心に生き辛い界隈でいろんな活動に加わったり、自分で立ち上げもしてきたが、これまで、約束事や期日を明確にするといった、当り前のやりとりが自分から積極的にできた相手は、創作活動をしている人だけだった。

 今後はどんな相手でも最初の一週間は見極め期間として、その間に当り前の応答が出せない相手はその活動から切ることとする。

 そうしなければ、自分の創作や活動が守れない。少なくともこの生き辛い界隈における活動においては、そういう警戒心と決断力を持った方がいいだろうと心に決めた出来事だった。

オンライン試写会への招待

 中止となったが、お店で試写会をやるという話はしていたので、楽しみにしてくれていた人もいると思う。こんなことになってしまって、本当に申し訳ないです。

 代わりにオンライン試写会の方への窓口を作りました。映画の一般公開は4月1日からだから、あと一週間後には観れますが、映画を早めに観たいという人は、Twitterの活動アカウントのDMからメッセージを送ってくださいm(_ _)m

 今回は11000文字ちょっとでした。ここまで読んでくださりありがとう、お疲れさまでした。