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ブログ開始日 2015年12月31日
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当ブログの発達障害に関する記述は当事者の体験に基づく考察です。ご了承の上でお読みください。
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発達障害考察ブログ HYOGOKURUMI.Scribble

言葉は嘘をつきません

小説(本編)

前日譚 / 【PSO2二次創作小説】『LOST MEMORY -PHANTASY STAR ONLINE 2』

本編 【PSO2二次創作小説】『LOST MEMORY -PHANTASY STAR ONLINE 2』全話 <1> 夢 <2> アークス連盟本部 <3> エーテル <4> A廃ビル <5> エピローグ <1> 夢 ――彼女が自分の名を呼んでいた 目と目が合うと いつもの笑みを見せてくれた 後ろ手に腕を組ん…

18:エピローグ/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:17:カーニバル 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 18:エピローグ 廃病院での一件から三日が経った。今日も報道ヘリの音が絶え間なく外を騒がせている。今もあの廃病院のある辺りは野次馬でごった返しているのだろう。テレビでは昼のワイドショー…

17:カーニバル 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:16:カーニバル 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 17:カーニバル 4 「神楽……」 少し目をあけた神楽。生きているようだ。口を塞いでいたテープをゆっくり剥がす。「はぁ……はぁ………こういう時は、遅いって言うべきかしら」 丸一日拘束されたままだ…

16:カーニバル 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:15:カーニバル 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 16:カーニバル 3 ジパングを出た僕は自宅に戻り、自室のパソコンをつけた。これまでに得た情報を整理する。 動物虐待、川原の食害事件、そして神楽の行方不明――僕にはこれらの事件が全て繋がっ…

15:カーニバル 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:14:カーニバル 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 15:カーニバル 2 犬や猿と違い、人間はどこにでもいる。今日の帰宅道中だって、数えきれないほどの人間とすれ違った。でも、あの中の一人でもいなくなれば事件となり騒ぎになってしまう。 だか…

14:カーニバル 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:13:猿を捕まえてきて 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 14:カーニバル 1 駅前の携帯ショップで修理に出していたスマホと一週間ぶりに再会した。店員いわく、電源を切っていたことやただの部分水没だったことが幸いし、データー破損もなく元の…

13:猿を捕まえてきて 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:12:猿を捕まえてきて 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 13:猿を捕まえてきて 4 目的は果たした。でも狼を殺った時のような高揚した気持ちにはなれなかった。今回は何も殺していないからだろう。それよりも僕は苛立っていた。もっとスマートに…

12:猿を捕まえてきて 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:11:猿を捕まえてきて 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 12:猿を捕まえてきて 3 地を突く拳が勢いよく持ち上がる。ゴリラは二本足で立ち上がった。体長は2メートル以上ありそうだ。僕を見下ろしたゴリラは唇を尖らせながら自分の胸をポコポコ…

11:猿を捕まえてきて 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:10:猿を捕まえてき 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 11:猿を捕まえてきて 2 ボォーン――ボォーン―― 壁の古時計が15時を告げた。神楽が二杯目のコーヒーを注文した。僕はあれこれ考える前に、彼女の要求をはっきりさせることにした。「猿にも…

10:猿を捕まえてきて 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:09:デート 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 10:猿を捕まえてきて 1 8月10日――その日は朝から雨が降っていたこともあり、僕は一日中自室に篭って夏休みの宿題をしていた。いいペースで進んでいたこともあり、この日の内にあらかた終わらせ…

09:デート 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:08:デート 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 09:デート 3 どこからかガランガランと大きなベルを鳴らしたような音楽が流れてきて、その方を見ると、丁度18時を差した時計台があった。外はもうすぐ暗くなっていくだろう。 ショッピングを終え…

08:デート 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:07:デート 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 08:デート 2 取出口の蓋は手前に開くタイプだ。迷い込んで出れなくなったとは考えにくい。何者かがここに閉じ込めたか、子猫が死んだか殺した後でこの中に捨てた、ということだ。それも数時間以内…

07:デート 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:06:犬を捕まえてきて 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 07:デート 1 僕が神楽のことをどう思っていようがいまいが世界はなにも変わらない。僕が存在しているこの世界は僕の意思とは一片の繋がりだってもっていない。 そのはずなのに、僕の日常…

06:犬を捕まえてきて 4/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:05:犬を捕まえてきて 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 06:犬を捕まえてきて 4 神楽の住むマンションに戻った僕は、公園の水飲み場で手を洗ってからひとまずベンチに腰を下ろした。ここまでずっと歩き通しだったので流石に疲労を感じてしまっ…

05:犬を捕まえてきて 3/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:04:犬を捕まえてきて 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 05:犬を捕まえてきて 3 こんなところに狼なんているわけがない。しかしあれはどうみても図鑑やネットの動画で見たことのある狼のフォルム――さぁ、どうする。 全身の細胞が「奴に背を向け…

04:犬を捕まえてきて 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:03:犬を捕まえてきて 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 04:犬を捕まえてきて 2 神楽は犬種や体格、必要な部位、犬のスペックや状態について具体的な指定をしなかった。柴犬、チワワ、秋田犬、ブルドッグ……なんでもいいということにしておこう…

03:犬を捕まえてきて 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:02:プロローグ 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 03:犬を捕まえてきて 1 一学期最後の土曜の夜。自室のベッドで横になりながらアプリゲームをしているとスマホがメッセージを受信した。僕にメールを送ってくる存在は神楽しかいない。ただ彼女…

02:プロローグ 2/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:01:プロローグ 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版) 02:プロローグ 2 放課後。部活の準備や帰り支度を始めた生徒たちの喧騒の中、神楽は鞄を片手に一人で教室から出て行った。いつもの彼女の行動だ。恋人関係なら一緒に下校したりするんだろうけ…

01:プロローグ 1/僕と彼女のカーニバル(加筆修正版)

前:『僕と彼女のカーニバル』(加筆修正版)掲載します。 01:プロローグ 1 高校生になっても僕の日常はなにもかわらなかった。 朝起きて、学校へ行って授業を受けて、家に帰って少し勉強をして、テレビやネットをみて……あとは寝るだけの毎日だった。 友達…

<十二> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<十一> 夜行バスの人々(Kindle版) <十二> 一夜明けた朝。大垣は一人、外のベンチで空を見上げながら煙草を吸っていた。喫煙所の個室の中ではなく、外の空気に当たりながら吸いたい気分だった。 百円ライターを持つ右手が少し痺れていた。前を向け…

<十一> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<十> 夜行バスの人々(KIndle版) <十一> 「だって……二人だって、この人のこと嫌いだったでしょ!」 吠える田辺を、東海林と赤井が必死に押さえ込んでいた。 「せやけど刺し殺したいほどじゃないわい!」 「とにかくそれ離せよ! 危ないって!」 そ…

<十> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<九> 夜行バスの人々(Kindle版) <十> 出発した大垣たち四人を待ち受けていたのは、雪と風だった。 「雪が強まってきましたね!」赤井が顔をかばいながら言った。少し大きな声で言ったのは、風の音にかき消されてしまうからだ。 大垣が言った。「皆…

<九> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<八> 夜行バスの人々(Kindle版) <九> 四角く並べられた客席テーブルに、事務室から持ち運ばれたホワイトボード。乗客たちが席に着くと、レストランには張り詰めた空気が漂い始めた。 全員が着席したところで大垣が言った。 「進行役を務めさせて頂…

<八> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<七> 夜行バスの人々(KIndle版) <八> アパートのチャイムを鳴らすと、すぐにドアが開いて高槻が出迎えてくれた。高校を卒業してから二年ぶりに会った彼の顔は、少し丸くなった気がした。一人暮らしのせいで、ちょっと太ってしまったのかもしれない…

<七> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<六> 夜行バスの人々(Kindle版) <七> 周囲の話し声で目を覚ました細田は、疲労の残りを感じつつも立ち上がり、屋外のトイレに向かった。レストランでは乗客たちが談笑したり、携帯電話やスマートフォンで黙々とネットをしていた。 歩きながら、ゆ…

<六> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<五> 夜行バスの人々(Kindle版) <六> 中学二年生だった難波は、夏休み中に考えて考え抜いた末、自殺をすることにした。学校でいじめられていた彼は、もう生きていくのが嫌になったのだ。 天窓から吊るしたロープに椅子、遺書――準備は整った。 あと…

<五> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<四> 夜行バスの人々(Kindle版) <五> 静まり返った暗い室内で、二人は壁を背にしゃがんで身を潜めていた。背広たちの声が聞こえなくなってから数分が経った。 難波が立ち上がって電気をつけた。「もう大丈夫だ」 「びっくりしましたね……」 静原は…

<四> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<三> 夜行バスの人々(Kindle版) <四> 建物の裏側には数台の乗用車やトラックが停まっていた。一見して、ここは従業員や業者が利用する駐車場だと考えられた。 外に出た難波は辺りを見回してから、すぐ脇にあったドアを開けてまた建物の中に入った…

<三> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<二> 夜行バスの人々(Kindle版) <三> 建物に入った乗客たちは、無人の状況に困惑しつつも、奥のレストランまで歩いた。そして各々が、適当な椅子に座った。 「……ほんとに、誰もいませんね」 ニット帽の女が周りを見ながら言った。背広の男の話を疑…

<二> 夜行バスの人々(Kindle版)

前:<一> 夜行バスの人々(Kindle版) <二> 新宿駅からほど近いその商業ビルの玄関付近では、夜行バスの係員が忙しなく受付に勤しんでいた。複数のバス会社がその場所を集合場所に指定していたことで、四〜五十人の利用客が集まっていた。足早に家路を急…