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言葉は嘘をつきません

発達障害の適職として警備士は一つの答えのような気がする


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 警備士になってから今月で一年になる。今日まで特に問題なく勤めることができた。どこで働いても適応できなかったこれまでの人生がなんだったのかと思えるほど、この仕事は私に合っている。

 なぜこんなにも適応できちゃってるのか、今日まで考えて続けてきたことを書き出してみようと思う。

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言葉で困らない

 警備士に求められる言葉は、事実をありのまま述べることだ。隊員同士の報告はもちろん、第三者対応でもその点は同じだ。記憶の中の映像を見たまま、言葉で説明できればいい。それは私が得意としていることである。当ブログの過去記事の話だが、「対応型」ととても相性が良いということだ。

 転職を繰り返した20代は接客のアルバイトやデスクワークの会社員をやってきたが、その環境では事実をありのまま述べる話し方は、人任せというか、仕事を投げている風に捉えられたので、話をする時には言葉選びにとても苦慮した。警備士をやって実感したが、会社員や接客の世界はやはり「感想型優位」なのだろう。 

動作で困らない

 会社員やアルバイトの仕事では次どうしていいのかわからない場面が多々あった。しかし警備士の仕事ではそういう状況に陥ることはとても限定的だと言える。

 警備士の仕事で求められる仕事はほとんどが動作だからである。動作さえ覚えてしまえばいいのである。

 そして、自分が相手をするのは人や車の動きである。先方からのメールの対応の仕方を間違えたり、レジの操作を間違えたり、会議の内容についていけないことはあっても、前から自分に向かって走ってくる車に対し、誘導棒で進路を指示する動作で迷うことはない。しかもこちらは動作で示すだけで良く、あとは向こうが判断して動いてくれる。

 車を誘導する際は、感覚を分割する意識をかなり活用している。過去記事のケアレスミス克服法を参考にしてほしい。

アバウトの範囲が広い

 誘導棒の振り方や片側交互通行時の動作の流れなど、なんでも研修で習うやり方があるが、実際の現場で研修と同じ動きをすることは性質上不可能と言っていい。だからどの隊員も現場に出ていれば否応なしに、オリジナルの動作パターンが定着する。動作はあくまでも基本の動きに準拠していれば良いし、最悪、事故が起きなければどうということはない。次からこうしましょう、こうしていればもっとよかった、という話で済む。

やることで迷わない

 なぜなら警備以外のこと(付帯業務)をしてはいけないからだ。例えば駐車場で誘導している時にゴミを見つけたとする。普通なら拾わなきゃと思うところだが、拾ってはいけない。

 だから自分の仕事である警備や誘導に専念できるのである。

気が散りやすい感覚が活かせる

 発達特徴なのかどうかは知らないが、私もどちらかといえば、あれもこれも気になって気が散りやすい性格だ。一点集中を維持することは苦手である。

 オフィスワークでの相性は悪いが、その場の安全維持や危険予知の感覚が求められる警備には都合がいいといえる。いろんなことに気づける人じゃなきゃ勤まらないからだ。

良い先輩に困らない

 ほとんどの隊員は口調が「対応型」だから、説明をされたけどよくわからないまま話が終わるということがまずない。実際にしなければならない動作と広報の内容を伝えてくれる。 

  あと警備士歴30年とか仙人みたいな存在も普通にいる。流石ベテランは教えるのが上手い。

 訳あり(笑)な人も多くいる。それもあってか、みんな超優しい。ダブルワークも普通にいる。仕事の後飲み会に誘われるといったことはまずない。

 夏は熱中症の危険があるから、みんなで「大丈夫? 気分はわるくない? ちゃんと水分補給してる?」と声を掛け合いながら頑張った。暑くて皮膚が焼けちゃったけど、なんにも辛くなかったよ。

業務の習得に急かされない

 常駐隊員以外は毎日現場が変わることもある。初現場が連日続くこともある。初めて行く現場なら当然その場所で求められることを1から説明してもらえる。だいたいが研修で習ったことを基準に、あとは現場特有の事情に合わせればいいだけだから、業務の難易度は極めて低いと言える。

 あと警備士には高齢者も多く、ぶっちゃけると「おじいちゃん、おばあちゃんでもできるレベルの仕事」なのである。呂律が回らなくて何言ってるかわからない隊員、足が悪くて走れない隊員、そんな隊員が普通にいて、そういう人達が当たり前のように仕事をこなしていく。それが普通の光景である。

給料がいい・休憩が多い

 私は高校を中退しており、これといった資格ももっていない。職探しをすれば「学歴不問・資格不問」 で検索をかけることになる。そういう条件で出てくる求人は、週5日出て、残業しまくって手取り12万前後みたいな厳しい条件のものが多いわけだが、警備士は事故や犯罪に巻き込まれる可能性が他の職種より高いせいか、それよりは高い報酬を得ることができる。

 私の場合は1勤務9500円に加え、障害者手当+1000円がついて、1勤務9時間で10500円支払われる。支払いは週払い。シフトは出勤可能日を申告する形で今は週4〇のペースで仕事を入れている。これで社保税金引かれて毎週手取り4万円少々。ひと月平均17万前後の収入というわけである。

 休憩時間も多い。9時間勤務に対して1時間の休憩が与えられているが、現場によっては集中状態+動き詰めになるので、1時間出て30分休憩、といったサイクルで回している現場もある。どの現場でもだいたい2時間は休憩がとれている。

 工事現場の警備はその日の警備がすぐ終わることもある。それでも同じ給与がもらえる。私が体験した中で一番早かったのは朝8時間からでお昼には終わってしまったパターンである。朝行ったら現場がなかったとうこともあったが、それでも給与は支払われる。

 自分の場合、4日連続勤務は辛いので2日出て1日~2日休む、みたいな感じでシフトを調整している。これなら精神的に疲れないので安心感がある。今日辛くても明日頑張れば休みだ頑張ろう、みたいな。で、他の日は自分の副業をすることで生計を立てている。

服装と髪型に困らない

 警備士には制服がある。それを着ていればいいのである。髪型も耳にかからないよう短い状態を維持しなければならない。いちいち考える必要がないのである。

障害者として会社にお願いしていること

 私の話している警備士の仕事は「第2号警備業務」で、主な現場はイベント会場、工事現場、駐車場などの出入り口といった雑踏である。

 で、私は会社に障害者であることを伝えているのだが、障害特徴の事情として、「工事現場よりも商業施設の駐車場が良い」ということと、「初現場で1人勤務はなるべくやめてほしい」ということを伝えてある。

 私の障害特徴は普通の人に比べて習得している知識が少ないことである。だから工事現場ではどうしても、工事の専門用語がわからずに困ることがある。誰もが最初は知らないのだが、普通の人よりも覚えるのに期間を要することが問題なのだ。頑張って覚えようとしても、いつまでも覚えられないかもしれないし、覚えるとなれば人の何倍もの労力と時間がかかってしまい、私が疲弊してしまう。あと工事の人は「感想型」が多いので意思疎通に困ることがある。その点、商業施設なら相手はお客様やお店のスタッフなので、接客業をしてきた自分にも対応しやすいというわけだ。

 初現場1人勤務については、やはり自分は言葉の意図を勘違いして理解してしまうことがあるから、最初だけは必ずその現場の仕事を知っている隊員と認識の答え合わせをする必要があるからだ。最初から一人だとそれができない。「私は大丈夫です、それならできます」という約束ができない、なるべく避けてほしい配置だとお願いしている。

 このお願いが通っているかどうかはわからないが、今のところ私は2つの商業施設の駐車場現場固定で配属されている。

 一方は車の往来が多すぎて少々難易度が高い現場らしいのだが、私は車の誘導が大好きなので全く苦にならないし、むしろ楽しく仕事ができている。

 感覚を分割する意識を駆使して流れ続ける車をきちきちっと誘導する、その日々が本当にたまらなく楽しくてやりがいを感じているのだ。

まとめ

  よく意識することを思いつくままに書いてみた。警備と聞くとなんか体育会系のイメージがあるかもしれないが、全くそんなことはない。二十代の若い隊員も増えているし、オリンピック効果の建築ラッシュのお陰で仕事に困ることもない。あちこち警備員が足りなくて警備業界は新人を大歓迎している。友達や家族を警備員に誘うと数万円単位の紹介料がもらえるので、警備になろうとしている人で知り合いにやっている人がいるのなら紹介料制度について聞いてみるといい。紹介した側もされた側もお金がもらえるからだ。

 警備の仕事は、そこで誰かが誘導していないと事故が起きてしまうから必要なのであり、機械では解決できない、とてもやりがいのある仕事だ。

 今すぐ転職して警備をやろうとまでは言わないが、私の様にどうしてもオフィスワークが合わないという人は、今回の記事で話したことをぜひ覚えておいてほしい。

 

 仕事はできる職に就くことが何よりも重要である。自分の能力に見合わない仕事に就いて、治療薬を使ってその副作用に苦しみながら働くことが、私にはどうしても健全だとは思えない。

 

記事『「適正外」の偏見なくし 全員を正規雇用 警備員、4割以上が障害者 福岡市の警備会社』

 

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