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言葉は嘘をつきません

【意識の加工法】人は「感覚→思考」の順で頭を使わないと狂ってしまうという話


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 今回は頭の使い方に関する、ある気づきのお話です。

 この気づきは、昨年ある職場で勤めていた時の体験から得られたことで、それから一年経った今も日常の中で意識することが多く、言語化して広く共有する価値があると思い、記事を書くことにしました。

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特徴がわかっていない

 雑誌を処分する為にビニール紐で縛っていた時のことでした。この時、私は上手に縛ることができず、その様子や雑な出来栄えをみた上司はこう言いました。「ものの特徴がつかめていない」と。そう言った後、手本をみせてくれました。こうしてああして、ここでこの部分を使ってこうやるんだと、ポイントとなる部分を説明してくれました。

 たしかに、その通りでした。自分は特徴をつかめていなかった。それは発達障害でよく挙げられる特徴の数々にも言えることだと思いました。あと、普通はこういうことを親から教わるものだろうかと、いろいろ考え込んでしまいました。

 この出来事が後の気づきに、いや、日常を変えるほどの大発見に繋がったのです。

わからなくなっていた

 その出来事から二ヵ月後、自宅で料理をしていた時のことです。卵を割って殻を捨てた時に、ふと違和感を感じました。

 手の平には卵の白身と黄身が乗っています。卵は問題なく割れました。

 卵を割る時は、いろいろ気を付けなければいけないことがありますよね。力加減を誤ると、殻が粉々になって白身と混ざってしまうかもしれないし、殻から手の平に乗せ換える時に、落してしまうかもしれません。

 でもちゃんとできました。

 なぜできたのか?

 それは、卵の殻や白身、卵を割った時に起こることなど、「卵を割る動作」に関することがわかっているからです。つまり「動作の特徴」が"わかっている"ということです。

 

 ここまで整理できたところで、私は日常のあらゆる場面で、様々な特徴をつかみながら生きていることに気が付くことができました。

 豆腐をお箸でつまむ時も、豆腐の柔らかさを知っているから慎重になりますし、コップや茶碗ををテーブルに置く時も、強く叩きつけたりしないよう、そっと置きます。

 特徴をつかんで動作に反映できているということは、感覚的に理解できているとうことであり、思考はいつも、そのあとにあるものです。つまり日常では「感覚」が先で、その後に「思考」する、それがストレスなく過ごすコツなのだと思いました。たしかに、なんでもかんでもいちいち「思考」していたら疲れてしまいます。十分にわかったことは思考せず、感覚に任せておけばいいわけです。

 

 と、いう感じに整理したわけですが、これは普段の自分だって無意識にやっていたことです。

 ではなぜあの時、わからなくなっていたのか? あの時とは、あの当時勤めていた職場で雑誌をビニール紐で縛っていた時のことです。

 どういうわけか、普通はわかることがわからない状態になっていたのです。

 感覚、次に思考。その順序が逆になってしまっているようでした。

原因は言葉か

 私はそれまでの人生を振り返り、似た状態になっていた時のことを思い出しました。実家にいた時がそうでしたし、学校に通っていた時も、仕事をしていた時も。つまりずっとそうだったと思えたのですが、一人でいる時や、気の合う友達の一緒にいる時には起きていないことも思い出すことができました。

 さらに思い出していくと、ある特徴をもった相手と同じ環境にいる時に起きやすいこともわかりました。

 それは私に指示や命令、注意をする人で、且つ言い方が恣意的だったり乱暴だったりする人でした。例えば、自分の父親、私を嫌っていたクラスメイト、関係が悪化した職場の同僚や上司など、そういう関係の相手が該当しました。

 

 そして相手と状況の共通点と考えた末、この「感覚と思考の順序が逆転してしまう現象」が突発的なものではなく、会話の流れにより引き起こされていたこともわかりました。

 

 まず、相手から自慢話を聞かされたり、こちらの知識不足を指摘されたりといったマウンティングを受けます。その後で、自分の失敗や落ち度を指摘されます。そこに理不尽を感じたり、根本的な能力不足を感じても、「自分がミスをしたことや、自分のせいで起きた事」は事実だから、その評価を受け入れるしかありません。で、そのことで説明や助けを求めた時、ちゃんと説明をしてくれればいいのですが、余計に怒られたり、自分でなんとかするように追い込まれることがあります。これが逆転現象発生までの流れです。

 周りが感覚的にやっていることでも、私にはそれがわかりませんでした。慣れていなかったり、習得していないことだったわけです。その感覚でやることを、「思考」でやることになりました。こうして無意識の内に、感覚優位から思考優位へと、脳の働き方が切り替わっていたのです。 

  この状態になると、普段は感覚的にわかっていたことも思考で対応しようとしてしまう為、いつもはできていることができなくなったり、わかることがわからなくなったりしていました。

  1. 自分より立場が上の相手からマウンティングを受ける
  2. 自分のミスや落ち度について指摘された上、自分だけでなんとかする状況になる
  3. 感覚的にわからない事を思考で解決することになり、感覚→思考の順序が逆転する

 まだ説明の最適化は十分と言えませんが、順序で書くと上記のようになります。

 この切り替わりが起きると、しばらくの間はずっとその状態になってしまい、なにをやっても上手くできなくなっていました。

 

 この「脳の働き方」に気が付いてから、私はいつも感覚優位を意識するようにしています。つまり自然体のことで、その方が楽だからです。そして何かわからないことが起きた時は、思考優位を意識して解決するようにし、対応方法がわかったら、それを感覚優位の時でもできるように意識を切り替えています。

 この「意識の加工法」を意識するようになってから、感覚と思考の順序の切り替わりで混乱することがなくなりました。

 

 普通のことがわからない! と、言えば発達障害あるあるの特徴でもあると思います。今回の話にピンと来た人は、ぜひ意識してやってみてくださいね。