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言葉は嘘をつきません

【医者も読んで】アスペルガーの私が発達障害と「依存症」を関連付けて考えている理由 その8


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 言葉、食べ物、感情、そして社会の構造に潜む依存性について考えてきました。

 ここまでの私の話が仮説として成立するなら、この社会には診断の有無、及び世代を問わず、発達障害の症状を持つ人々が入り乱れている暮らしているはずです。 

 私は、改めて自分の人生を振り返ってみました。 

 

前回

 

発達障害者が発達障害者を形成する社会

 発達障害者を説明する言葉は数多く作られていますが、どの説明でも言いたいことは一つで、脳の働きや発達に偏りがあるということです。

 

 その普通の人と異なる特徴として、特にわかりやすい部分が、物事の考え方や言動の性質の偏りです。

 

 偏りの傾向は、ざっくり2タイプに分けることができ、ここでは一方を「思い付きで話したり行動したりするタイプ」、もう一方を「一つのこととじっくり向き合うタイプ」とします。

 

 前者は多動性・衝動性が目立つADHDタイプ後者は学者系に多いアスペルガータイプとみるのが発達障害界隈の一般論です。

 

 話を進める前に補足をします。

 発達障害を受けていない人でも、診断を受けている人と同じくらい偏りがある人はいます。診断は発達障害の特徴を有していれば自動的につくものではなく、日常が上手く送れないなどの生き辛さを抱えている境遇から、精神科などに足を運んで診察を受けることが診断の入り口であり、特に生き辛さを抱えていない人や、マンパワーでなんとか生きている人は、診断を受けないまま生きているというわけです。

 

 この発達障害の偏りのタイプと自分の仮説を整理したところで、私には真っ先に浮かんだことがありました。

 

 それは会社の経営者や起業家にはADHDタイプが多いという実態です。

 

 思い付きで喋ったり命令をしたりする様子や、複数のことを同時に処理する様は、まさにADHDの特徴なんです。

 そういう特徴は一般論として「能力が高い」と考えられ、この社会の中では優位に立ちやすいのです。

 その理由を単純に言えば、アスペルガータイプが一つのことと向き合っている間に、ADHDタイプはいろんな人と出会い、いろんなビジネスを立ち上げるからです。

 

 私も社会人経験の中で、そのような人たちを数多くみてきました。そのような人たちは共通して、周囲の混乱も含めて、自分の能力の高さだと思い込んでいる様子でした。

 

 ADHDタイプの特徴だけにスポットを当てて考えると、経済の発展には欠かせない存在であるかのように思えるところもあります。実際、Appleのスティーブジョブスや、楽天三木谷社長など、有名企業の経営者の多くがADHDタイプだと考えられています。

 

 しかし現実問題として、思い付きで話したり行動したりする特徴には、多くの課題や問題が付きまといます。それは一言で言って「周囲の人間が、その衝動性に振り回されて、疲弊してしまう」ということです。

 

 実際に、会社員の心の病みは社会問題になっています。経営者や上司にADHDタイプが多いことを裏付けている証ではないでしょうか。

 

 例えば私の父も、いつもビジネス書や啓発本を読み漁り、偉大な人間であるかのような振る舞いをしては、周囲の状態を考えない言葉を平気で口にする人でした。

 発達障害のことを知ってから考えるようになったのですが、父も典型的なADHDタイプだったと思います。

 

 自己中心的で、狂ってると思わざるを得ず、結局、お店も借金だらけになって自己破産。同時に母とも離婚し、家族は離散しました。

 

 そんな父のいる環境で育った私も、子供の頃は父の影響があったのか、実は似たような性格でした。

 思い付きで喋ってたり行動することが多く、小学校の頃は授業中の徘徊をしたり、クラスメイトと喧嘩ばかりしていました。そのほとんどが、私の言動のせいで相手が怒ったというパターンばかりでした。

 

 そのまま中学生になった私は、中1の一学期の間にクラスメイトのほとんどから嫌われてしまいました。原因は周囲のことを考えない言動で、当時は身体障害者の略の「しんしょう」と呼ばれていたこともありました。

 

 そして中2の時にも起きたいじめ体験を通して、私は自分の人格と向き合うようになりました。その後、クラスメイトとの関係は、完全とは言い切れませんが、言動が慎重になったことで、それまでのようにいじめられることはなくなり、比較的平穏に過ごすことができました。

 

 しかし、家庭での父との関係は悪化していきました。

 私は自分の人格に対する自問自答を通して、「普通とは何か」という感覚や考え方を深めていきました。その考えの大部分は未熟なものだったと思いますが、一般常識などを含め、どのような角度から考えても、父の言動はどれも非現実的であり、店の経営と家族の関係が陥っている混乱の、元凶だとしか思えなかったのです。

 

 私は学校でのいじめ体験がきっかけでしたが、その体験がなくとも、いつかどこかで父の異常さに気が付き、その家庭の問題について考えていたと思います。

 

 その経緯を振り返って私はこう思いました。

 

ADHDタイプがいる環境では、周囲はその混乱と向き合う中で、アスペルガータイプになりやすい

 

 この考えと、本記事の最初にお話しした「経営者にはADHDが多い」という話を組み合わせることで、この社会には、発達障害者が発達障害者を形成する仕組みがあるという意見が作れるのです。

 

次回