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発達障害×警備(2号)の話――オフィス業務との違い『オフィス業務にも出禁制度を』


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 発達障害と警備の話が結構反応いいので、追加で記事を書きます。

 今回はオフィス業務との違いです。

 

今までの警備関連記事はこちら

 

 私は二十代の後半は会社員をしていました。背広をきてオフィスのあるビルに通勤して、パソコンの置いてあるデスクに座って画面と睨めっこしながら電話応対をしたり、他の社員とやりとりしながら業務を進める仕事です。

 

 そして三十代は工場⇒警備士、という流れで現在の警備会社に勤めています。

 

 それ以外は主に飲食か販売の接客アルバイトをしていました。

 

 ホワイトカラーとブルーカラー、両方の空気を体験している立場から、双方の違いについて今思ってる範囲でですが、意見を並べてみようと思います。

 

 

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出禁制度が素晴らしい

 工事現場は一つのミスや一瞬の油断が命取り。ほんとに死にます。ですから、安全第一を徹底しています。

 毎日毎日、同じ内容であってもKY(危険予知)の確認や共有時間を取り、絶対に事故が起きないようにします。

 初めて現場に入る人は新規入場教育を受け、現場の特徴や禁止行為などを伝えられます。

 そのKYや現場ルールを守れない人、守らない人、守らなかった人は厳しい注意を受けますし、一発アウトで即退場⇒現場への出入りが禁止されることも、普通にありえます。「その現場におけるクビ宣告」ということです。

 危険行為だけではなく、とにかくその現場において問題だと判断された人は出禁を食らいます。派遣されている警備士に対しても、出禁が下されることがあります。(私はまだ食らったことありません)

 

 私は常々、この出禁は素晴らしい制度だなぁと思っていました。だって、仕事に対する姿勢や人間性に問題がある人と、一緒に働かなくて済むんですよ。

 オフィス業務や接客アルバイトにも、問題のある人がすぐいなくなってくれる仕組みがあればいいのになぁ、と思いました。

 

付帯業務をしなくていい

 オフィス業務では、自分の仕事ではなくても、気が付いたことを次々とやったり、他の同僚の仕事を手伝ったりすることが評価に繋がりますが、警備ではむしろ逆で、指示外、契約外のことをしてはいけません。

 警備業法、派遣法、事故時の補償などの観点から、会社から受けた指示以外のことをしてはいけないことになっています。

 例えばデパートの出入口での誘導業務にあたっている際、駐車場内にゴミを見つけたので、その場を離れてゴミを拾い、ゴミ箱へ捨てたとします。普通の感覚なら褒められる行動でしょうが、そのごみを捨てに行ってる間、もし誘導員が不在だった為に事故が起きたりしたら、重大な責任問題となります。

 あと、警備業は請負業ですから、依頼主の指示ではなく会社の指示に従うのが原則です。現場で職人さんから「おい、ここで水まきをしてくれ」など頼まれても、会社から指示がない限り引き受けてはいけません。

 すごく雑な言い方ですが、「言われたことだけやればいいし、言われていないことをしてはいけない」んです。

 

みんな早く仕事を終わりたがる

 これもオフィス業務と大きな違いです。工事ではほとんどの職人さんが早く終わらせて早く帰ろうとします。

 工事が早く終われば、誘導で派遣された警備も不要となるので早く帰れます。どんなに早く終わっても一日分の給与はもらえます。

 オフィス業務のように、残業を沢山することは評価に繋がりません。

 これは多くの工事に伴う「道路使用許可」も関わる話しです。通常は9時から18時のパターンが多いのですが、その時間以外は道路を開放し、施工もしてはいけません。

 このように、工事は限られた時間の中で確実に進める必要がある為、特別事情がない限り、残業を前提とした業務はよくないとされているのです。

 

みんな他人同士。仕事の説明はしっかり

 工事現場ではよほど小さな現場でない限り、複数の会社の職人さんたちが集まります。つまり他人同士が当たり前であり、だからこそ工事の打ち合わせ等はしっかり綿密に行います。

 オフィス業務では、ビジネス用語を多用するなど、自分しかわからない言い方で話すちょっとアレな人がどこにでもいましたが、職人や警備の世界では、他人にわからない言い方をする人は追い出されます。安全の敵だからです。

 

誘導は対象が物理だからわかりやすい

 オフィス業務では仕事として向き合う対象が実体のない「言葉」でしたが、警備の誘導では車両や歩行者など、物理対象が相手なので、感覚的な判断を活かしやすく、業務が習得しやすいです。

 

体調の気遣いが嬉しい

 昨年、初めての夏の警備の時、まだ新人の札が外れて間もないころ。先輩の隊員が「気分悪くない? 水分補給はしっかりね。熱中症に気を付けてね」と声をかけてくれた時のことを今でもよく覚えています。

 私は仕事中に、そんな風に声をかけてもらえたことが初めてでした。涙が出そうになるほど嬉しかったんです。

 みんなで体調のことを気遣いながら仕事をする。今となっては当たり前のことなのですが、オフィス業務に勤めていた頃は、そのような会話は一切ありませんでした。

 自分もいつかベテランと呼ばれるようになった時、新人の方にはそう声をかけてあげようと思いました。

 

 

 以上、とりあえずよく思うことを思いつくままに書いてみました。

 

 私はいろんな人に、「一度でいいから警備員をやってみて」と勧めたいです。 特に過去の私のように、「オフィス業務が普通の仕事」だと思っている人に言いたいです。その感覚、間違いですからね。

 

 求職活動が上手くいかなくて、学歴不問のところしか選択肢がなくて……など、警備の求人情報に触れる機会は誰にでもあるかと思います。

 

 そんな時にこの記事の話を思い出してくれれば幸いです。