発達障害考察ブログ HyogoKurumi.Scribble

言葉は嘘をつきません

発達障害をゲームで改善するって話について思ったこと「期待できるぞ」

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 発達障害をゲームで治療するという話、小出しレベルの報道も含めれば結構前からあったんですが、臨床試験上でも結果を出せているという報道が出て、また注目が高まっていますね。

 

 

 こういうの、私はアリだと思っています。それは私自身が提唱している発達障害改善法が、デジタルゲーム上でも再現できるからです。

 

 

ケアレスミス改善法

 私のケアレスミス改善法は、『ランダムに並べた記号や文字を1つずつ確認して書き写す感覚と、一度にたくさん覚えて一気に書き移す感覚の違いを体験した上で、1つずつ確認して書き写す"分割感覚"の方を日常の動作でも繰り返し用いて、自分の平常感覚に定着させる』というものです。

 2種の感覚の違いを認識する方法と、分割感覚を繰り返し用いる体験を脳にとらせることができればいいわけですから、ゲーム画面上でも容易に構築が可能と考えます。

 ただ、私の改善法は必要な感覚さえわかってしまえば、あとは日常動作自体をトレーニング化することができるので、特別な時間を設ける必要がありません。これに対し、この研究開発が進められているゲームで治療の話は、治療や訓練の度に、デバイスを持って席に着く必要があるのでしょうか? 私の改善方法と同様に、日常動作に引き継げるかどうかが気になるところです。

 

コミュ障改善法

 私のコミュ障改善法は、「正方形を短い言葉で説明する文章を考える」とか、「一定期間、一日の全てを記す日記を書いた後、全てではなく必要な内容だけでまとめた短い日記をまた一定期間書き続ける」というもので、この訓練で獲得したい効果は「言葉の検索機能の強化と、文章校正感覚の最適化」です。

 これも例えば、無用に長い文章をクリアラインとして体験させた後、次は短くまとめた文章をクリアラインにしたゲーム、といった内容で、私の改善法と同等の効果が得られるものは制作可能と考えます。

 課題ですが、マイペースでのんびりやるはなく、急かされる境遇の中で取り組むことが大事ですので、そういう要素がゲーム内にあるとより効果的なものになると思います。

 

期待することその1:反復訓練が簡単。平常感覚の基準も知ることができる。

 プログラムですから、全く同じ内容での再現が可能ですし、別パターンも容易に構築できます。それらをすぐに用意できるのも利点です。また結果の合否が画面上に表示されるので、自他の恣意的な判断に振り回される心配がありません。ゲームのクリア結果が医療的な証明書として形にできれば尚良いです。当事者は自分の平常感覚を覚えることができますし、「自分はケアレスミスをしない人」という証や理解があれば、環境要因で症状が出た時も「自分のせいかもしれない」などと悩む必要がありませんからね。

 

期待することその2:「発達障害」から「症状個別」の話へ

 未だに「発達障害」という「症状の総称」でしかない単語を「1個の障害」とした話しかできない人が多いのですが、症状改善の話題が活性化することで、発達障害の話のレベルが上がってくれることが期待できます。

 

期待することその3:改善条件の1つが手に入る

 私の提唱している改善法では、「ケアレスミスとコミュ障の改善法」を通して「必要な感覚を習得すること」と、「あぶり出し型脳の状態に陥って症状が再発しないよう、生活習慣や環境を整えること」を、改善の条件としています。

 

必要な感覚を習得する話

 

あぶり出し型脳の話

 

 これまではそのどちらについても、一部の専門家や当事者などが個々の気づきの範囲で発信しているのみで、一般化はされていませんでした。それぞれのコミュニティの中だけで浸透しているという性質上、今だこの社会は発達障害の治療法を持っていない、というのが現状です。

 でもこのような方法が浸透すれば、「必要な感覚を習得する方法」だけですが、この社会は発達障害の治療法を獲得することができます。環境要因により、あぶり出し型脳や思考モードに追い込まれていない人は、改善の条件を満たすことができるわけです。

 これは細かいこと抜きに、社会にとって喜ばしいことに違いありません。

 

 更に治療の証明ができればそれが1つの基準となりますから、人の想像力は自ずと、環境要因による発達障害を考えるようになるでしょう。「私は治療したはずなのにこの会社ではまた症状が出た。なぜだ?」となれば、馬鹿でも気づきます。「発達障害の症状は外部要因でも抱えるものだ」ということに、多くの人が気づくのです。

 

 あ、症状は似ていても先天性じゃないからそれは発達障害じゃない、なんてのはもう遅いですよ。だって、先天性後天性を判別する医療技術も確立されていない中で、みんな診断受けちゃってますからね(^_^;)

 

 そこまでくれば、依存との関連性に思い当たる人が増えてもおかしくないでしょう。もしかしたらあと10年も経たない内に、「がんは治せる」くらいの感覚で「発達障害は治せる」と考えることが常識になっているかもしれません。

 

 

 というわけで、私は今後の進展をちょっと気にしていこうと思います。今はまだゲームで治療の話は子供を対象としているようですが、大人の発達障害が対象になるのもそう遠くないと思えますから。